30代で買ってよかったもの①

black clothes ファッション

働きはじめてから、相当な数の洋服を買ってきたが、40代にもなると、20代で購入した服たちは、ほとんど手元に残っていない。

その理由は、体型の変化が大きいのだけれど、それ以外に色・デザインが似合わなくなってしまった物もある。

20代迄は、若さを武器に勢いで着れていた派手なピンクや、くすんだ青、黄色。それらは、肌のクスミ、艶の減少などにより、よく吟味して色を選ばなければ顔映りが悪くて着れなくなってしまった。

丈の短い服は、トップスもボトムスも体型問題以前に末端と身体の深部の冷えによる腹痛で、とてもじゃないが着ていられないし、不快感に耐性が無くなってしまったのか「ファッションは我慢だ!」なんて言っていた頃もあったが(遠い目)肌に触れる物は全て、優しい天然素材がいい。ニットは、もちろんカシミヤが断トツで好き。

それに、流行の移り変わりも相まって、手放した服も多い。

けれども、10年以上経っても手元に残るものもある。

その一つが「バーバリーのトレンチコート」だ。

私がトレンチコートを購入したのは、31歳の時だったと思う。

少し長めのマニッシュなコートを太めのパンツに合わせて着るのが、今でもお気に入りのスタイリングだ。


素材は撥水性のあるコットンギャバジン。
バーバリーチェックのライニングが取り外し可能なので、夏以外の3シーズン着用出来るのがも嬉しい。
袖はラグランスリーブだから、着心地が良く、中に着る服も多少大きめだって大丈夫。(だけども、最近のリラックスフィットの大きめサイズ服の袖は、さすがに太すぎて着られない。だからビッグフィットのトレンチコートも欲しくなっているところでは、ある)

ボタンがマーブル模様で美しく、袖口とベルトのバックルがカーフレザーで作られていて、それがメンズっぽさを強くしているような気がする。

普遍的かつ丈夫で美しいデザインと素材が、長く持ち続ける理由の一つだ。

Burberry ヘリテージ・トレンチコートの歴史

バーバリーのトレンチコートは、1856年にトーマス・バーバリーによって創業され、初期には主にレインコートやアウトドアウェアを手がけていた。その後、以下のような歴史的な展開がある。
トレンチコートは、1879年にガバードインと呼ばれる特殊な生地が発明され、その通気性と防水性から、第一次世界大戦中にはイギリス軍の制式服として採用された。
バーバリーはトレンチコートのデザインを洗練させ、二重の肩章、ボタンダウンのフラップ、ストームフラップ、ウエストベルトなどの特有のディテールを加え、その独自性を確立。
戦後、トレンチコートは映画や有名人の影響で広く知られ、映画『カサブランカ』でハンフリー・ボガートが着用したことが特に有名だ。
20世紀半ば以降、軍用途から市民のファッションアイテムへと変遷し、男女ともに愛されるスタイリッシュなアウターウェアとして確立。

バーバリーのチェック柄は、トレンチコートの裏地やカラーに使用され、ブランドの象徴となる。
トレンチコートはその洗練されたデザインと歴史的な背景から、今日まで世界中で高い評価を受け、バーバリーの代表的なアイコンの一つとして存在している。

最近のBurberryについて

2022年からダニエル・リーがディレクターを務めている。

ダニエル・リー氏は、あのボッテガグリーンの生みの親。
マルジェラ、バレンシアガ、セリーヌなど数々のハイブランドで活躍してきたイギリス人デザイナーで、幼い頃からファッションへ強い興味をもち続け、ロンドンのファッション名門校であるセント・マーチンズでデザインを学んだ。

2023年2月に発表されたファーストコレクションは、今までのアーカイブデザインへのリスペクトが感じられる素晴らしいコレクションだった。

バーバリー BURBERRY レディース トレンチコート ハニー KENSINGTON LONG [ケンジントン] 80452881 2:DK A1366 HONEY【英国】

価格:245000円
(2023/12/27 14:49時点)
感想(3件)



実際、購入するなら新品?中古?

私は、新品をデパートの直営店で購入しました。

でも、今買うなら中古品も視野に入れるかも知れません。
なぜなら、私が購入したときと違い、状態が良くて品のある良質な中古品が多く見つかるから。

メルカリでも、結構いい物が見つかりそうでした。

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