エルメスのケリーが凄い値上がり率だと前回のブログに書いたが、そうなると投資する価値のある資産になりうるのだろうか?
こちらの記事によると、エルメスのバーキンは35年価値が上がり続けている超優良資産なのだとか。
年率14%以上の値上がり率のため、20年後には2800万円にもなるらしい。これは計算上の話だが、スイスの時計が数千万円になったという事実もあり、全く実現性のない話ではないかもしれないと。
そして、親子2代にわたり使い続けられるので実用的な資産であるとも書かれている。
あと、エルメスのバッグの場合は店頭でフラッと出会えるのは今となっては相当難しいようだ。
「エルパト」と言われるエルメスの店舗パトロールをし→同じ店員さんから何度か購入を繰り返したのちに担当さんとなってもらい→欲しいバッグの希望を伝え→その希望の品物が入荷した暁には連絡が来る。という様々な段階を得なければならない。
私がバッグを購入出来たのも自分の力では全くなく、親戚の人脈を最大限使わせていただいたのでラッキーだったと言わざるを得ない。
実際のところは、いくら上質な素材で丁寧に作られているとは言え、バッグは使い続けていれば新品同様とはいかない。
しかし、使い込まれたものでもある程度の価値を保つことが出来るのも事実だ。
念の為?オンラインで買取査定をしてもらった結果、80〜100万円(結構な金額差があるのが気になるところだが…)とのことだった。
今のところ、全く売るつもりはないけれど万が一の時には売れるものだと思うと、安心材料になるかも。
行動経済学的にも、人は一度自分が手に入れたモノに対して相場以上に価値を感じてしまうもので、自分の認識と市場の相場が乖離してしまうものらしい。洋服の場合は3年以内に手放さない限り値下がりが激しいものだから、自分の認識と市場価格が乖離してしまいがちなのは間違いない。
エルメスのバッグの場合、購入してから15年以上の月日が経っているにも関わらず購入金額を上回る買取が可能なのだから、かなり珍しい部類に入るのは確かだろう。
コロナ禍を挟んで高級品嗜好が高まり、店舗へ入るのも行列ができる程。毎年の値上げにより異常なほどの価格上昇を続けて会社の株価まで高騰していたエルメス様。
今年に入ってから、高級時計の中古市場価格が随分と落ち着いてきたらしく、中国の市場回復が遅れていることも一因となり高級ブランドのブームにも陰りが見えるようだ。
もしかしたらエルメスのバッグたちも同じような状況になる可能性は高いかもしれない。
そして、高級品に高額な金額を支払うよりも実体験にお金を使うのがこれからの流れらしい。
旅行や食事などがそれに当てはまる。
確かに。年齢が若いほど、その傾向は強いのではなかろうか。
我が家の子供は親から見ていると物欲まみれだと感じるのだが、実際に少ないお小遣いを使う場面は友達とのお出かけや食事の方が実物のモノを購入するよりも多くお金を支払っている印象だ。
そうは言っても、体験で得られる喜びだけでなく欲しいものは欲しいのが人間。
モノは”価値ある品”や”希少性の高い品”とそうでないモノとの二極化が極端に進むのかな。とぼんやり考えている。
どちらにしても、周りの評価でなく自分が納得したモノを選べる確かな目を養うようにしたいものだ。←切実なる願い
にほんブログ村
コメント